公共労速報272

一人ひとりの組合員の要求を出発に!
仲間を増やし、一層の団結を!

 公共労第67回定期大会開催9月7日〜8日

 公共労は9月7日〜8日、ホテルアウィーナ大阪にて第67回定期大会を開催、 17名の代議員始め、50人が参加しました。この1年間の活動を振り返り、2018年度の運動方針、統一要求を決定しました。
 あいさつで松岡中央執行委員長は、西日本豪雨災害など相次ぐ災害の被災者 に対してのお見舞いと、皆が元気に大会に集まることができたことの喜びを表しました。 退職手当の減額提案や、夜勤の月8回協定が守れていない問題など 様々な問題について、大会での活発な議論と更なる団結を呼びかけました。
【来賓】日本医労連 吉村書記次長 【メッセージ】全医労、全日赤、全厚労、全JCHO、全労災、国共病組、山形県医労連、東京医労連、広島県医労連、愛媛県医労連、全教 ありがとうございました♪

各支部の経過と総括

〜新歓のとりくみ、要求実現など

 1年間の経過と総括について、各支部から報告がありました。概要を紹介します。
【東北】新人勧誘を県医労連と協力してやっている。役員を少人数体制にして心機一転がんばっている。
【関東】新人勧誘ではランチョンセミナーやビデオレターなど工夫をしたが4名の加入にとどまった。今後 も関中カフェなどでアピールしていきたい。夜勤回数、地域手当、学会出張費についても訴えていきたい。
【東海】秋闘では、年末年始の勤務に対して看護部のみ休日給の1日支給が実現した。春闘では夜間看護手 当の増額の継続の確認ができた。ニュースの発行が減ってしまったこと、学習会ができなかったことが反省。
【中国】新人勧誘は看護部100%加入。青年部でカープ観戦。年休取得キャンペーンは各部署にポスター掲示 と声掛けをし、取得目標の平均「10日」に近づいている。窓口と執行委員会を各月1回で定例化している。
【四国】年休取得キャンペーンの案内はしていたが浸透が不十分だった。ストライキは構えても病院側が大 きく問題と捉えることがないので、保安要員交渉の在り方など見直していきたい。病院の経営は悪いが、そ のことで労働条件の悪化を加速させないように支部団交をしていきたい。
【東京】今年度より正規職員全員が同じ給料表に適用と人間ドックでの健康診断実施が開始された。いずれ も支部からの要求と粘り強い交渉によるもの。職員採用、昇任、昇格問題に取り組んでいく。
【大阪】就業規則がなかったが、3月に就業規則、36協定などが事務局から提示されて協議中。
【アウィーナ大阪】契約職員のうち5名が正規職員に登用された。

「組合員から信頼される組合」を目指し、組織の強化・拡大を!

2018運動方針・統一要求

 2018年度運動方針(案)では、「健康で働き続けられる魅力ある職場づくり」のために、 一人ひとりの組合員の要求に沿った運動を、中央とも連携して各支部が日頃から取り組むことを提起しました。
 具体的な課題としては、退職手当引き下げ提案に対する闘い、時間外勤務手当不払いの是正、年休取得率の向上への取 り組みと併せ、理事者が来年4月を目途に実施したいとしている
の3点について理事者とのしっかりとした協議とルール化が必要であり、 そのためにも「支部活動への支援」など支部の取り組みを基本とした組織強化・拡大を最重点課題 とする提案がされました。
 続けて、2018 秋闘統一要求(案)が提案されました。
 討論では、「育児を抱えた対象者にしか制度の説明がない」(関東)、 「育児短時間勤務などを導入しても病院は人員の補充をしないと言っている」(四国) など育児に関する2つの新制度への現場での運用に対する不安が発言されました。 それに対して、「時短の人が時間通り帰られるように業務変更などで工夫をしている」(東北) などの発言もありました。 一方で、補充についてはどこの病院も補充・増員の予定がないとしていることが各支部から報告されました。
 この他には、年休取得キャンペーンの集計について回数を見直してほしいという意見があり、 中執からは「1ヶ月単位でやることが望ましいが、支部の負担の度合いで2〜3か月に一度の集約など判断してもいいのでは」と回答がありました。
 財政方針(案)の討議では、非常勤組合員の取扱いと組合費についての質問と、団交のあり方の工夫について意見がありました。

各議案を採決、
ストライキ権を確立!

 一年間の経過と総括、決算報告と会計監査報告は拍手で承認されました。 運動方針案と統一要求案、予算案については挙手により満場一致で採択されました。
 旅費規程の改正と、専従職員(非常勤)の勤務・労働条件に関する規程については投票により全員賛成で採択されました。 ストライキ権は投票により全員の賛成で確立しました。新年度の役員は信任投票により選出され、 特別役員は大会初日の議事終了後に行われた各部会により選出されました。

2018年度公共労役員体制

役 職氏 名支部・分会
中央執行委員長松岡 和昭(四国中央病院)
副中央執行委員長菅原 秀明(東北中央病院)
副中央執行委員長畑山 秀貴(中国中央病院)
書記長薦田 幸一(四国中央病院)
書記次長飯田 清(関東中央病院)
駒宮 脩(東京支部分会)
財政部長渡邊 景介(東海中央病院)
中央執行委員昼田 倫子(中国中央病院)
馬場 健太(中国中央病院)
ア川 卓代(四国中央病院)
井上 将吾(四国中央病院)
石川 寛(四国中央病院)
関田 隆一(大阪支部分会)
西内  仁(アウィーナ大阪分会)
会計監査前田 晋佑(関東中央病院)
松岡 真秀(東京支部分会)
特別役員氏 名支部・分会
看護部長山田 由季(中国中央病院)
看護副部長布川 佳寿美(東北中央病院)
常盤 房衣(関東中央病院)
金久 綾(四国中央病院)
青年部長佐々木 竜馬(東北中央病院)
青年部副部長北 由布子(関東中央病院)
高橋 亮太(中国中央病院)
矢野 勝之(四国中央病院)
青年部書記会計久能 義隆(東京支部分会)
大会役員 お疲れさまでした♪
【議長団】 密山英美(中国)、石川寛(四国)【選挙管理委員長】 石川広司(中国) 【議事運営委員】 関田隆一(大阪)、久能義隆(東京)、岡崎要(大阪) 【大会書記】高橋しのみ(中国)、土田早人(四国)【大会起草委員】昼田倫子(中国)、山田嵯季(中国)