看護部の話合い
←過去の看護部学習会での協議を見る限り、看護師の問題は
- (1) 給与体系の改善、
- (2) 有給休暇の取得、
- (3) 超過勤務手当の未払い、
- (4) 夜勤問題(労働条件、「正循環」など)、
ほかに「認定看護師、専門看護師制度」をどう考えるかなどがある。今日は、春闘要求である労働条件改善について話をしておきたい。
←秋年末要求では、
- @ 勤務の間隔は12時間以上とすること
- A 夜勤連続回数を2回までとすること
- B 三交替制は、夜勤を個人月8日以内とすること
- C 二交替制は、夜勤を4人以上で月4回以内、仮眠時間を2時間以上とすること
- D 年休取得率向上のため、年休を月1日以上勤務表に組み込むこと
- E 週末連続休日、少なくとも月に最低1回は土日ともに前後に夜勤のない(金曜日に準夜、月曜日に深夜勤務のない)休日を取得させること
- F 年間の勤務表を作成すること
の7点を要求したが、B〜D、およびFを除く、@、A、Eについては実際の職場での勤務とは異なることもあって、支部での理解が十分ではなかった。
これらの項目はFを除いては、いずれも日本看護協会の「夜勤交代制勤務に関するガイドライン」に沿ったものであり、看護師の健康を考えたときには必要な要求ではあるが、看護師からの強い要求とはならなかったのではないか。
- ←日本医労連が要求する@勤務の間隔は12時間以上とし、正循環とすること、夜勤交代制労働者においては「週32時間勤務(日勤→日勤→準夜→勤務免除→深夜→週休→週休」とすることをセットにしないと「暦日休暇」(午前0時から午後12時まで休日であること)が減ってしまうことになる。
- ←職場での勤務を基本に考えるか、健康面を考えた勤務シフトの面から考えるかなのではないか。職場での勤務を基本に考えていたらいつまでも変えられない。
- ←週休日なのか夜勤明けの休日なのかによって、超勤が発生する。週休日なら暦日休暇なので、週休日前に準夜勤務が入ると超勤になる。
- ←中央委員会に向けて、各支部の看護職でもう一度、看護師の労働条件についての要求項目(特に@、A、E)を協議してもらう必要がある。