1 一年間の経過と総括
(2) 看護部の経過と総括(三宅副委員長)
@ 春闘要求において
2月16日〜17日の支部代表者会議にて看護師の重点要求を取りまとめました。賃金・生活要求の項目を「医療職種間の格差を是正すること」という表記にしました。
他には分娩手当においては、分娩に関わる職員に手当を拡大すべきだという意見や年休取得率の向上を図るために要求を「有給を月1日以上勤務表に組み込むこと」としました。
この春闘では、他の職種と比較して賃金が安く抑えられ、最終的に給料が上がらない仕組みになっている看護職の賃金体系を改善するよう理事者に強く迫りました。
A 看護部学習会
6月8日〜9日に看護部学習会を開催。参加者は16名。日本医労連書記長の中野千香子さんを講師に招き「5局長通知の意義と医労連の看護師賃金・労働条件改善について」をテーマに「厚労省の看護師の「雇用の質」の向上のための通知は、看護師が働き続けることを応援するものであり、それを活用して看護師の労働条件を改善しようという内容の講演をしてもらいました。ほかに夜勤の有害性やサービス残業は「6ヶ月未満の懲役又は30万円以下の罰金」となること、特定看護師の問題点やTPP参加による問題」などを学習しました。
他には現行の給与体系では医療職(三)は、師長にならないと5級に上がれないなど他の医療職種と比べて不利な条件であることや他の公的病院と公共労の看護職の賃金比較などを学習しました。
その後、各支部の問題点などを話し合い、依然として超過勤務手当が支払われていない実態や年休取得がし難い実態が報告され、どう改善したら良いかということをグループに分かれて協議しました。