看護師アピール(2018)
私たち看護師の願いは「いい看護がしたい。」
ただ、それだけです。
そのためには、休みをしっかり取り、
時間に余裕を持って生活できることが大切です。

看護師が日常業務に追われ、
疲れ果てていてはダメです。
患者さんと向き合える時間も無く、
PCの画面ばかり見ているようでは
いい看護ができません。
まず、年休がしっかり取れるだけの体制が必要です。
労基法は
「労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を充たすべきものでなければならない。」(第1条の1)
の考えから定められたものです。
年休は20日取らなければいけないものではありません。年休が20日取れるような職場環境でなければいけない。というものです。
「年休が20日取れることが必ずしもいいとは思えない」と耳を疑うような発言をした看護部長がどこかの病院にいましたが、
自らが労基法を遵守せずに、看護師の職場環境を改善しようという意志に欠けた発言であり、受け入れがたいことです。
夜勤についても日本看護協会が交替制勤務者の夜勤は8回以内と提言している状況で
9回、10回を余儀なくされている現実を普通に受け入れてはいけません。
看護師自らの健康を破壊する恐れのある状況は変えなければいけないということです。
夜勤問題について、ある人が
「ライオンに近付けば身体の危険があるので、近寄ろうとする人はいないだろう。
近寄った人全てが襲われる訳ではないので近寄っても大丈夫だ、という理屈にはならない。」
と話されていました。
「夜勤は有害」であり、健康被害があるという学説が数多くある中で、
「少なくとも8回以内に収めるべきだ」としている最低限のルールを守らせないとなりません。
人員の問題もあり、直ぐに解決することが難しいなら、せめて夜勤手当を増額する、
夜勤加算額を増額することを断固として追及しなければいけないと思います。
妊娠や育児による夜勤制限や子どもの看護休暇、育児部分休業などについても
「実際に取得されたら職場が回らない」という職場は労基法違反職場ではないでしょうか?
看護師が自らの健康を守り、働き続けられ、文化的な生活を送れる魅力ある職場づくりを目指すことに遠慮はいらないし、
躊躇していてはいけないです。
今こそ、看護師が立ち上がるべきです。
看護師は何のために看護師になったのか?
「いい看護がしたい」
という目的のためにみんなの心を一つにしなければいけないです。
さぁ!一歩でも良いから踏み出しましょう!
看護師が「いい看護」をするために、
その職場環境を少しでも改善するために!