大 会 宣 言

 公共労は、7月8日から大阪において、18名の代議員をはじめ46名が出席して、第65回定期大会を開催しました。
 私たちは、この一年間のなかで、看護師の処遇改善・大幅増員、年休取得キャンペーン、退勤時間調査など職員の切実な要求に基づいた取り組みを行い、 また理事者の不当な行為に屈することなく断固としてたたかいました。 その中で多くの組合員が団結してたたかうことの重要さを再認識し、公共労の結束を強めました。
 この間、理事者は人事院勧告準拠方針を理由に、労使間で積み上げてきた協定を一方的に破棄し、 私たちの賃上げ要求には背を向けています。 私たちは、共済組合員の生活と福祉の向上、地域住民から信頼される病院、安心して利用できる宿泊施設をめざすこと、 そのためにも、賃金抑制攻撃をはねかえし、労働の実態に見合う生活を守る賃金の獲得、 生活と医療、権利と健康を守る大幅増員の運動を積極的に行っていくことを確認しました。
 また、東日本大震災と福島の原発事故による深刻な被害に続き、熊本地震など各地の大災害が国民の生活にさらなる困難をもたらしている中、 国民が安心して暮らせるよう、社会保障制度の改善を要求していくこと、 同時に、共済内容の改善や病院・宿泊施設を守り、発展させていく要求を掲げて運動していくことも確認しました。 そして、これらの医療・社会保障を拡充させるたたかいと生活と権利を守るたたかいを一体のものとして取り組むことを確認しました。
 そして、平和と民主主義の大切さについて考え、憲法改悪や戦争法など、平和を脅かす危険な動きに反対し、 平和を守る取り組みを積極的にすすめていくことを確認しました。
 私たちは、結成から六〇年の間に先輩たちが築き上げてきた大きな到達点の上に立って、 公立学校共済組合の各職場で働く労働者の生活と権利を守り、明るく働きやすい職場をつくるために、 公共労の組織を大きく強くしていく決意を新たにしました。
 病院と県支部・宿泊の団結を一層強めて、全力でたたかっていくことをここに宣言します。

2016年7月9日
  公共労第65回定期大会